空間日記

空間日記 それは・・・ 人は さまざまな空間の中で 出会いや別れを繰り返しながら 日々の生活を送っています。そんな毎日の中の誰かの1ページを 一緒にのぞいてみませんか?

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第二部 『とまどい』 第一話『再会』


登場人物
・木村 瞬:会社員。帰郷中(26歳)
・橋本 愛:木村の同級生。
      学生時代に木村が思いを抱いていた相手(26歳)
・中野 徹:同じく木村の同級生。会社員。
      高校時代からの橋本の彼氏(26歳)


<序章>

愛「瞬、こんな所にいたの?みんな探してたよ」
瞬「ああ、橋本か。お前こそなんだよ、ひとりでさ。徹は?」
愛「徹?向こうで写真撮ってるよ。
  やっと卒業できるってはしゃいじゃって」
瞬「あいつはいつもはしゃいでるよ」
愛「そうだっけ?」
瞬「・・卒業なんだよなあ、俺たちって」
愛「なにしみじみ言ってんの。オヤジみたい」
瞬「オヤジはないだろ、オヤジは」
愛「・・大丈夫だって。卒業したって、
  また皆で集まって遊んだりすりゃいいじゃん」
瞬「そうだな、またみんなで・・」


高校時代、吹奏楽部に所属していた瞬は、
同じ部員の橋本愛に思いを寄せる。
だが、瞬はその気持ちを本人に伝える事もなく高校を卒業し、
二人は別の道を進むこととなる。
数年ぶりに帰郷した瞬。そこで偶然の再会を果たす瞬と愛。
しかし、愛の彼であり、
瞬にとっても旧友である徹の話をする愛の顔には笑顔は見られない。
その時、瞬が愛に向けた言葉は、
偶然ではない再会を求めるものとなる。


<午後11時過ぎ・コンビニの店内>
かごを片手に飲み物の陳列ケースの前に立つ瞬。
缶ビールを数本かごに入れレジに向かおうとする。

愛「ねえ。もしかして、木村君じゃない?」
瞬「え?ん? ・・ああ、橋本か?」
愛「そうそう、久しぶり。なにやってるの?元気?
  うわぁ、懐かしい。高校卒業以来だよね」
瞬「ん、ああ。そうだっけ」

過去の事とはいえ想いを寄せていた女性が目の前にいる。
瞬は冷静を装おうとする。

瞬「本当に久しぶりだよな。みんな元気にやってんの?」
愛「うんうん。今でもね、結構みんなで遊びに行ったりしてるんだよ」
瞬「そっか。おんなじ部活から俺と一緒の大学行った奴って
  いなかったからなぁ」
愛「そうそう、木村君って全然連絡取れないし、
  成人式の時だって帰ってこなかったでしょ?」
瞬「しょうがないだろ、あの頃単位足りなくて必死だったんだから」
愛「へー、木村君ってそういうのまめにやってそうだけどね、
  遊んでたんだ」
瞬「そんな事言ってないだろ、嫌な教授がいたんだよ」
愛「ま、そういう事にしておきましょう」

そういって声高に笑う愛。屈託のない笑顔に瞬の心は揺れ動く。

愛「でもさ、なんでわざわざここの店まで来てるの?
  木村君の家の近くってコンビニなかったっけ?」
瞬「ああ、あるんだけどね、あそこって酒置いてないんだよ」

かごに入れたビールを愛に見せる。

愛「へえ、そうなんだ。でも、そのおかげで木村君に会えたわけだ。
  すごい偶然だね」
瞬「そういう事になるかな」
愛「でも、そんなにいっぱい飲むの?オヤジみたい」
瞬「オヤジはないだろ、オヤジは」

二人で笑う。純粋にこの再会を喜ぶように。

愛「でさ、今回はなんで帰ってきたの?」
瞬「ああ、実は明後日にさ、妹の結婚式があるんだよ。
  それで今日こっちに帰ってきたばっかり」
愛「えぇ、ほんとに?妹さん結婚するんだ。へえ、おめでとう」
瞬「ああ、ありがとう。それでさ、もう式明後日なのに、
  うちの親父まだぶつぶつ言ってんの」
愛「ははは、そうだよねぇ、父親ってやっぱりそうなんじゃない。
  でもいいなあ、結婚か」
瞬「・・そういえばさ、橋本ってまだ徹と付き合ってんの?」

愛の顔から笑いが消える。
また、それを隠そうとするのもはっきりわかる。

愛「うん、付き合ってるよ。まだね」
瞬「マジで?長いよなあ。高2からだから・・、9年か?すごいな」
愛「すごくなんてないよ。ただ長いってだけだって。もう普通だしね」
瞬「そんなもんか?ていうかお前らの方こそ結婚しないの?」
愛「わかんない。最近お互い忙しいしさ。
  徹だってまだ社会人2年目だし」
瞬「そっか」
愛「心配しなくていいって、
  そうなったら木村君もちゃんと結婚式は呼んであげるから」

愛の言葉は自虐的だった。
瞬は返事をするかわりに苦笑いをした。

愛「じゃ、そろそろ行くね。妹さんによろしく、おめでとうって」
瞬「ああ、伝えとく。ありがとな。んじゃ、おやすみ」
愛「・・木村君っていつまでこっちにいるの?」
瞬「え?ああ、式の次の日に帰るから、明々後日までか」
愛「そう」
瞬「なに?何かあるの?」
愛「いや、なんでもない。気にしないで、じゃ、おやすみ。またね」

店を出て行く愛。躊躇しながらも愛を追いかけ声をかける。

瞬「おい、ちょっと待てって」
愛「なに?」
瞬「なにじゃないだろ、あんな言い方して。
  気にしろって言ってるようなものだろ」
愛「木村君の考えすぎだってば・・」
瞬「徹の事じゃないのか?」
愛「もういいってば」
瞬「いいから聞けって」
愛「徹の事だったらどうだっていうの?」
瞬「徹となんかあったのか?
  お前たち、二人とも俺にとっては大事な友達だから
  俺にできることあったら、力になるけど・・」<hinallll0_0llll>

*******************************************************
その他 皆様のご意見

k_rodeo_drive_2nd
「つまんない愚痴だったら聞きたくないけど、
 本気で悩んでるのだったら、他に相談できる人がいなければ、
 俺だったらいつでも相談のるぜ?俺達親友だろ?」

az_hyou
「別に何でもない」

taichi_cp
「なんかお前おかしくない?
 俺たち親友だろ、なんかあるなら話せよ。」

inusuki1980
「なにか悩みがあるんじゃない。
 もしあるんだったら話してみてよ。
 俺ができることなら何かするからさ。」

akkuu_acci
「お前そういう言い方しかできないの?徹とは9年だろ?
 少しは成長してると思ったが・・・・・。
 ごめん・・・、もう聞かないよ。」

lil_sachi_lil
「ちょ。。おい。。何怒ってんだ?やっぱり徹と何かあったのか?
 言ってみろよ。聞いてやることくらいは、
 俺だって出来るぞ。馬鹿にするなよw」

v_milk_caramel_v
「いや・・・徹のとこってより。。
おまえの事だからさ、気になってしまうんだよね。。」

ououou072
「こいつ逆切れかよ こいつぎゃくぎれかよ」

hinallll0_0llll
「徹となんかあったのか?
 お前たち、二人とも俺にとっては大事な友達だから
 俺にできることあったら、力になるけど・・」

以上でした
ご参加 ありがとうございました
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第一部 『愛が走る』 最終話『言葉』


登場人物
・武田 悠梨:会社の新入社員(24歳)
・藤木 英雄:悠梨の先輩であり教育係(26歳)
・上司


藤木「正直、今の武田さんを見てると
   断った時の事を考えるとすごく怖い」
悠梨「え?いや・・。そんな」
藤木「でもね、だからってそんな理由でOKしても長く続かないと思う」
悠梨「いや、先輩」
藤木「武田さん、少し時間をくれないかな。
   武田さんの事は嫌いじゃないし、
   いや、むしろ好きだし・・。
   俺自身、やる事やってしまう時間をくれないかな?」
悠梨「はい。わかりました。私先輩の事待ちます。いつまでも・・」
藤木「ありがとう」


勇気を出して告白をした悠梨。
しかし、藤木の返事は色々な思いに満ちていた。
悠梨には悠梨の想いがあるように、藤木にも藤木の過去がある。
お互いの気持ちを重ね合わせるための時間が必要となる。
そして、その時がやってくる。


<社内・オフィス>
課長席の前。深刻な顔で藤木と悠梨の二人が並ぶ。

上司「じゃ、そういう事だからしっかりしてよ」
悠梨「わかりました」
上司「藤木もさ、もうちょっとしっかりしてくれよ。
   なんのための教育係なんだよ」
藤木「申し訳ありませんでした」
悠梨「課長、ミスしたのは私なんです。先輩に責任はありません」
上司「え?いや、確かにそうかもしれないけど」
悠梨「私だってもう自覚を持ってやってます。
   今回の事も私のミスですから」
上司「それならそれでいいけどさ。そう思うんなら、
   これまで以上にきっちりとね。頼むよ」
悠梨「はい、頑張ります」
上司「じゃ、ふたりとも仕事に戻って。藤木もしっかりな」


<社内・廊下>
悠梨を見つける藤木。追いかけて声をかける。

藤木「武田さん、ちょっと」
悠梨「あ、先輩。お疲れ様です。なんですか?」
藤木「いや、ちょっとね。
   ・・あのさ、今日って仕事終わった後って時間あるかな?」
悠梨「今日ですか?はい、大丈夫ですけど」
藤木「そう、じゃあさ一緒にご飯食べに行かない?
   あと、話したいこともあるし」
悠梨「ほんとですか?わかりました。楽しみにしてますね」
藤木「うん。じゃ、また後で」


<イタリアンレストラン・店内>
テーブルには料理が並んでいるが、藤木の手は止まっている。

悠梨「どうしたんですか?美味しいですよ。食べないんですか、先輩」
藤木「ああ、いや」
悠梨「先輩食べないんなら、私食べちゃいますよ」
藤木「いや、食べるよ。食べるけどね」
悠梨「変な先輩」

食事は進むが、前回と違い会話は弾むことがない。

悠梨「どうしたんですか、先輩。そんな怖い顔しちゃって」
藤木「いや、・・うん、あのさ話があるって言ってただろ」
悠梨「はい。大丈夫ですよ、先輩」
藤木「え?」
悠梨「先輩言ってくれました。
   時間をくれって、待っててくれって。だから待ちます。
   今度はしっかりとやる事やりながら、私待ってます」
藤木「武田さん・・」
悠梨「だから大丈夫ですよ、先輩」

しっかりと藤木を見つめる悠梨。

藤木「考えたんだ、あれから色々とね」
悠梨「私も考えましたよ」
藤木「それで思ったんだ。
   ちゃんと武田さんの気持ちを考えてたかなって」
悠梨「私の気持ちですか・・」
藤木「うん、あの時偉そうに言ってたけど結局は自分の事ばっかりで、
   自分自身が武田さんの事どう想ってるかなんて
   よく考えてなかった・・」
悠梨「そうだったんですか・・」
藤木「自分がそうだったからって、勝手に決めつけて、
   自分と仕事ばっかり優先させて」
悠梨「それはしょうがないですよ、先輩は私の教育係なんですし」

自らを落ち着かせるように水を飲む藤木。

藤木「それを言い訳にしていたのかもしれない、
   自分の気持ちに嘘をついてまでね」
悠梨「え?」
藤木「今日、武田さんの課長への言葉を聞いて決めたんだ」
悠梨「何をですか?」
藤木「教育係の藤木じゃなくて、
   藤木英雄として本当に武田さんの気持ちに答えようって」
悠梨「はい」
藤木「武田さん、改めて俺のほうから言わせてもらう。
   好きだ。俺と付き合ってほしい」
悠梨「・・はい」

食事を終えコーヒーを飲む二人。

悠梨「今日はごちそうさまでした」
藤木「え?俺のおごりなの?」
悠梨「そう言ってませんでしたか?」
藤木「言ったっけなあ・・」
悠梨「でも先輩、なんでこの店だったんですか?
   他になかったんですか?」
藤木「だって、この前武田さん言ってたじゃない。
   今度は恋人同士でまた来たいってさ」
悠梨 「あ・・・そんなこと覚えてたんですか?」
藤木 「あはは、また今度来ようね・・悠梨」


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第一部 『愛が走る』 第三話『気持ち』


登場人物
・武田 悠梨:会社の新入社員(24歳)
・藤木 英雄:悠梨の先輩であり教育係(26歳)


悠梨「あの、さっき彼女いないって言ってましたよね?
   それって本当ですか?」
藤木「うん、そうだけど、どうしたの?」
悠梨「私じゃ、ピンと来ないかもしれないけど・・。
   これからいっぱいいっぱい楽しく先輩と過ごしたいし、
   こんな夕食もいっぱいしたいです。
   私じゃ先輩の彼女、ダメですか?」
藤木「え?いや・・、え?」
悠梨「駄目ですか?私じゃ。先輩の彼女」
藤木「いや、駄目って事はないんだけど。いや、ほら急だったからさ」
悠梨「そうですよね。・・ごめんなさい」
藤木「いや、武田さんが謝るような事じゃないから」
悠梨「はい・・」
藤木「・・で、返事なんだけど、ね。少し時間もらえるかな?」


初めてのデート、食事は終始楽しい時間を過ごす事ができた。
自分の決心した通り、告白もできた。
返事こそ、すぐに貰えなかったものの、
その場で断られることもなかった。
満足とまではいかなかったが、それでも悠梨の気持ちは浮き立ってた。
しかし、藤木は自分の過去と向かい合っていた。


<社内・廊下>
就業時間内、廊下ですれ違う二人。藤木に声をかける悠梨。

悠梨「お疲れ様です、先輩」
藤木「ああ、武田さんか。お疲れさん。
   どうしたの?何か嬉しそうだね」
悠梨「え?そうですか?なんででしょうね」
藤木「・・・ちょっとこっち来て。話があるから」

<社内・会議室>
誰もいない会議室。静かな部屋の中に二人きり。
藤木は真剣な眼差しを悠梨に向ける。

藤木「武田さん、よくないよ。こういうの」
悠梨「え?なにがですか?私何かしました?」
藤木「俺言ったよね、返事はちゃんと考えてからするから
   それまで待ってて、って」
悠梨「はい。だから、私待ってます」
藤木「うん。じゃあさ、それは置いといてさ、仕事に集中しようよ」
悠梨「してますよ、ちゃんと。いつも通り」
藤木「できてないから言ってるの」

藤木の語気が自然に強まる。手に持っていた書類を机に置く。

藤木「これ、今課長に言われてきたんだ。やり直しだってさ」
悠梨「すいません。・・・ごめんなさい」
藤木「・・まあ、気持ちが浮つくのもわかるんだけどさ」
悠梨「すいません」

藤木が椅子に腰掛ける。悠梨にもうながす。無言で腰掛ける悠梨。

藤木「この前さ、2年前から彼女いないって言っただろう。
   その時の彼女とはね、ここの会社入ってすぐに別れたんだ」
悠梨「え?何かあったんですか?」
藤木「大学時代からずっと付き合ってて、
   卒業して、お互い別々の会社に入って。
   それでなかなか二人の時間が作れなくてさ。
   すれ違いばっかりで、なんとなく自然消滅」
悠梨「そうだったんですか・・。でも、私だったら」

そう言いかけた悠梨を見つめる藤木。出かかった言葉を飲み込む悠梨。

藤木「でね、その別れる前後がひどくてさ。
   もうイライラしちゃって仕事でミスばっかりして、
   何も手につかなくて。先輩や同僚に迷惑ばっかりかけて」
悠梨「・・そうなんですか」
藤木「それから決めたんだ。
   恋愛でも遊びでもやる事やってからしようって。
   せめて、自分の周りの人間に無駄な負担はかけないようにっね」
悠梨「でも、先輩。・・私頑張りますから。
   もうこれ以上誰にも迷惑かけないように」

藤木に詰め寄る悠梨。

藤木「最初はね・・、告白してもらった時、
   びっくりしたけど本当に嬉しかった。
   その場でOKしようかとも思ったんだ。これは本当だよ」
悠梨「はい」
藤木「でもね、さっき言ったような事思い出しちゃって、
   返事できなかったんだ。
   あの時と同じ事が起こるんじゃないかってね」
悠梨「はい」
藤木「で、どうしようか考えてるうちに、
   武田さんの様子がおかしくなっちゃってるし」

椅子から立ち上がる藤木。顔を上げる悠梨。二人の視線が交錯する。

藤木「正直、今の武田さんを見てると
   断った時の事を考えるとすごく怖い」
悠梨「え?いや・・。そんな」
藤木「でもね、だからってそんな理由でOKしても長く続かないと思う」
悠梨「いや、先輩」
藤木「武田さん、少し時間をくれないかな。
   武田さんの事は嫌いじゃないし、
   いや、むしろ好きだし。。。。
   やる事やってしまう時間をくれないかな?」
悠梨「はい。先輩。私先輩の事待ちます。
   いつまでも。。。」<こんぱくと

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その他 皆様のご意見

たいち
藤木「おれって仕事にしか生きられないつまんない男なんだよ」
悠梨「それでも先輩のことがすきなんです」

みるきゃら
藤木「でも・・
   きっと僕はいつか君を好きになりそうな予感もするんだよ・・
   もう少し答えをだすのを待ってくれるかい?」
悠梨「あん・・・藤木さん・・・」

みさと
藤木「今の僕の仕事の1つに 武田さんの教育という事がある。
   なのに君の気持ちを乱しているんだよね。今の僕は・・・」
悠梨「それは・・・私が先輩の気持ちまで考えないで・・・ごめんなさい
   仕事中は先輩と後輩と言うことを忘れませんから
   プライベートを持ちこまないようにします。だから・・・」 

ろでお
藤木「それじゃ聞くけど、会社と恋愛ちゃんと区別付けられるかい?」
悠梨「・・・そんな先のことなんて分かりません。
   けど、私が先輩を好きな気持ち、隠すなんて事、
   ・・・私には・・・出来ません・・・」

いぬすき
藤木「こんな気持ちじゃダメなんだ。だから・・・・ごめん」
悠梨「嫌な事聞いちゃってごめんなさい」

ひょう
藤木「武田さん ん~~面倒なのアレだから 
   とりあえず きっちり仕事して
   今夜飯でも行こうか?」
悠梨「え??あ・・はい!!」

ひな
藤木「それに、俺はこんな男だよ?過去を振り返ってばかりなんだよ?
   武田君はそれでもいいのかい?」
悠梨「あたしはそういう部分を全部含めて、先輩がすきなんです!」

こんぱくと
藤木「武田さん、少し時間をくれないかな。
   武田さんの事は嫌いじゃないし、
   いや、むしろ好きだし。。。。
   やる事やってしまう時間をくれないかな?」
悠梨「はい。先輩。私先輩の事待ちます。いつまでも。。。」

ともこ
藤木「本当のことを言えば武田さんのことは好きだし、
   これから長い目で見れば
   付き合うことになるかもしれないけ・・でもね・・」
悠梨「え?それってどういう意味ですか?」

以上でした
ご参加 ありがとうございました
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第一部 『愛が走る』 第二話『告白』


登場人物
武田 悠梨:会社の新入社員(24歳)
藤木 英雄:悠梨の先輩であり教育係(26歳)


悠梨「先輩、明日の夜、仕事終わった後って空いてますか?」
藤木「うん、空いてるけど。なに?」
悠梨「私、おいしいお店知ってるんです。ごはん食べに行きませんか」
藤木「え?あぁ、俺は別にかまわないけど、どうしたの急に?」
悠梨「いや・・他の子誘ってたんですけど、急な用事入っちゃって。
   あ、ほら、ひとりでご飯食べても美味しくないじゃないですか、だから」
藤木「そか、で、何の店?まさかラーメンって事もないだろうけど」
悠梨「あ、イタリアンです。パスタが美味しいって・・」
藤木「そっか、じゃあ、楽しみにしてようかな。
   じゃ、武田さんもそれ飲んだら早めに仕事戻りなよ、
   課長に見つからないうちにね」
悠梨「あ、はい・・」


その日の午後、そしてデート当日の時間は瞬く間に過ぎていく。
もちろん不安はある。でも、ほのかな期待も無くはない。
デートする事自体、悠梨にとって初めての体験と言うわけではない。
それでも、久しぶりに感じるこの気持ちに、自然と心は浮き立つ。
だが、藤木はこの食事をどのように考えているのかなど見当もつかない。
それでも悠梨は「告白」という決心をしていた。


<イタリアレストラン・店内>

窓際の席、二人は向かい合って座っている。注文を終え、
先に運ばれてきたグラスをあわせる。

藤木「じゃ、今日もお疲れ様」
悠梨「お疲れ様です」
藤木「あー、おいしい。久しぶりだなあ、ワイン飲むのって」
悠梨「そうなんですか?」
藤木「うん、ワインはね。普段はビール派だし、
   こういうお店ってあんまり来ないから」

次々と運ばれてくる料理がテーブルを埋めていく。
勢いよく食べる藤木を見つめる悠梨。

悠梨「先輩って意外によく食べるんですね、見てて気持ちいいくらい」
藤木「そう? ・・ああ、今日はそうかもね、
   昼がまともに食べられなかったから」
悠梨「そういえば、今日お昼前に課長になにか頼まれてましたね」
藤木「そうそう、仕事頼むのはいいんだけど、
   あの人いつも急だからね」

目の前の藤木を見つめ、自然と頬が緩む悠梨。

悠梨「でも、ほんとによく食べますよね、大丈夫ですか」
藤木「ん?大丈夫だって、無理してないし」
悠梨「それなら、いいんですけどね」
藤木「心配すんなって、自分の食べた分くらいちゃんと払うから」
悠梨「え?いや、そんな事言ってる訳じゃないですって、
   それに今日は私が誘ったんですから」
藤木「いいって無理しなくて。
   自分の会社の後輩だろ、財布の中身くらい想像できるしな」
悠梨「もう・・。ムードも何もないんだから・・」
藤木「ん?何か言った?」
悠梨「なんでもないです」

何事も無かったようにサラダに手を伸ばす藤木。
少しむすっとした感じの悠梨。

藤木「でもさ、俺なんか誘っちゃってよかったの?」
悠梨「え?何でですか?」
藤木「いや、ほら、こんなとこ彼氏とかに見られちゃったら
   まずいんじゃないの?」
悠梨「私、彼氏なんていませんよ・・。先輩こそどうなんですか?」
藤木「俺はもう2年くらい彼女いないからなあ・・。
   こういう店も久しぶりだしね」
悠梨「そうなんですか、先輩ってもてそうなのに」
藤木「ははは、そんな事ないって」

テーブルは片付けられ、コーヒーカップがふたつ並ぶ。

藤木「あぁ、おいしかった。ちょっと食べ過ぎたかな?」
悠梨「そうですよ先輩、食べ過ぎですって」
藤木「そうかもね。武田さんが言ってた通り美味しかったから」
悠梨「今日はほんとにありがとうございました。急に誘っちゃって」
藤木「いえいえ、とんでもない。
   武田さんのお誘いならいつでも歓迎だから」

会計を済ませ、店の外へ。駅までの道を二人並んで歩く。

藤木「今日は楽しかったよ。ありがとう」
悠梨「はい、こちらこそありがとうございました。
   先輩は地下鉄でしたよね」
藤木「そうそう。俺はこっちだから」
悠梨「じゃ、ここでお別れですね」
藤木「そうだね。じゃ、また明日。会社でね」
悠梨「はい、あ、あの先輩」
藤木「ん?」
悠梨「あの、さっき彼女いないって言ってましたよね?
   それって本当ですか?」
藤木「うん、そうだけど、どうしたの?」
悠梨「私じゃ、ピント来ないかもしれないけど
   これからいっぱいいっぱい楽しく先輩と過ごしたいし、
   こんな夕食もいっぱいしたいです。
   私じゃ先輩の彼女・・・ダメですか?」、<orijin_pass

*******************************************************
その他 皆様のご意見

akkuu_acci
「じゃあ今度カップルで来られるように
 私が先輩の彼女になっていいですか。」

az_hyou
「2年も彼女居ないなんて、
まさか先輩ってホモじゃないですよね?」

fm_kokoro_795
「2年ぶりの彼女に立候補してもいいですか」

inusuki1980
「先輩、私に気をつかって彼女が居ないって答えたのかと思って」

k_rodeo_drive_2nd
「ほんとに ほんとに ほんとですか~?
 ・・ゴニョゴニョ・・・いえ何でもないです。」

keith77hp:
「先輩の2年間を私に埋めさせてくれませんか。」

lil_sachi_lil:
(彼女が居ないってことで)
「好きな人とかは?」
(居ないと言われ)
「じゃあ、後輩って目で見ないで女性として見ていってくれませか?」

hage_kama
「それだったらまた二人で一緒にお食事できますよね♪」

shun_bl
「私、先輩のこと好きになっていいですか?」

taichi_cp
「先輩あそこに星が見えるよ。すごく輝いてる。まるで先輩みたい。」

misato_alternative
悠梨「え?・・・あっ 友達が先輩のこと好きだって言ってたから・・・」
藤木「そうなの??・・・ごめん 俺 好きな娘いるから 
   うまく言っといて」

orijin_pass
「 私じゃ、ピント来ないかもしれないけど、
これからいっぱいいっぱい楽しく先輩と過ごしたいし
こんな夕食もいっぱいしたいです。私じゃ先輩の彼女・・・ダメですか?」 

以上でした
ご参加 ありがとうございました
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第一部『愛が走る』 第一話『出会い』


登場人物
・武田 悠梨:会社の新入社員(24歳)
・藤木 英雄:悠梨の先輩であり教育係(26歳)
・上司

<序章>

上司「じゃあ、今日からしっかりと頑張ってね」
悠梨「はい、ありがとうございます」
上司「うん。あ、そうそう。藤木君、ちょっといいかな」
藤木「はい?」
上司「武田君、君の教育係をしてもらう事になった、藤木君だ。
   わからない事があったら、彼に教えてもらうといい。藤木も頼んだよ」
藤木「え、ああ、はい。
   えっと、武田さんだっけ・・。頼りない先輩で悪いけどよろしくね」
悠梨「はい、武田悠梨です。よろしくおねがいします」


入社してから半年。最初は戸惑い気味だった仕事も最近は何とか上手くこなせるようになってきた。
職場は明るいし、同僚も優しい。なにより、藤木先輩がいる・・。
どこか頼りなさそうな人だがとても優しく、どうやら特定の恋人と呼べる女性はいないらしい。


<社内・休憩室>
休憩室で1人休んでいる藤木を見つける。勇気を出して、悠梨はデートを申し込もうと声をかける。

悠梨「お疲れ様です。先輩」
藤木「お、武田さんか。お疲れさん。武田さんもサボリ?」
悠梨「違います、先輩とは違うんだから」
藤木「そうか?似たようなもんだろ?」
悠梨「もう・・。」

藤木が微笑みながら立ち上がり、ポットに手をかける。

藤木「武田さんも何か飲むだろ?コーヒーでいい?」
悠梨「あ、いいですって先輩。自分でやりますから」
藤木「いいから座ってろって。・・ええと、ブラックでよかったんだっけ?」
悠梨「え、はい。ありがとうございます」

無言でコーヒーを入れる藤木。その背中を見つめる悠梨。

藤木「はい、どうぞ」
悠梨「あ、どうも。ありがとうございます」
藤木「いえいえ、どういたしまして」

微笑みながら藤木が悠梨の隣のソファに深く腰をかける。

藤木「ふぅ」
悠梨「お疲れですね」
藤木「まあね、教え甲斐のある生徒さんも預かってるし」
悠梨「誰の事言ってるんですか?」
藤木「さあねぇ」
悠梨「もう・・。」

ふてくされた感じで藤木の入れたコーヒーを飲む悠梨。

藤木「もう大分、仕事の方は慣れてきた?」
悠梨「ええ、なんとか。皆さん優しいし、先生が優秀ですから」
藤木「ま、しっかりやってくれよ。武田さんが入って来てから俺の仕事は増える一方なんだから」
悠梨「え?そうなんですか?」
藤木「ははは、ウソウソ。冗談だって」
悠梨「もう、意地悪ばっかり言って・・。」
藤木「悪かったって」

藤木が時計を見て、自分のカップを持ち立ち上がる。

藤木「さてと、そろそろ行くかな」
悠梨「あ、あの、先輩・・」
藤木「ん、なに?」
悠梨「先輩って明日、定時上がりでしたよね?」
藤木「ああ、課長が何も言い出さなけりゃあね」
悠梨「先輩、明日の夜、仕事終わった後って空いてますか?」
藤木「うん、空いてるけど。なに?」
悠梨「おいしいところ知ってるんです。ごはんいきませんか。」<akkuu_acci >

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その他 皆様のご意見

l ll_winston_yuu_lll
「私この間免許取ったんです。
もしよろしかったら初ドライブ付き合ってもらえませんか」

akkuu_acci
「おいしいところ知ってるんです。ごはんいきませんか。」

animal_aniki
「先輩、明日外には出ない方がいいんですよ。」

az_hyou
「先輩、彼女とか居ないんですか。さみしいですね。」

banbi_4680
「新世界に連れてって」

hinallll0_0llll
「合気道の道場に一緒に行きませんか」

inusuki1980
「明日私とデートしてもらえませんか」

k_rodeo_drive_2nd
「ちょっと個人的に相談があるんですけど・・・・
い、いや、やっぱりいいです♪」

lil_sachi_lil
「この間、お友達から車譲ってもらって、
カーナビつけようと思うんだけど
私って機械に弱くて、どれが良いかわからないんです。
よかったら一緒にお店に行って選んで欲しいなーと、思って。
だめですか?そのあと、日頃のお礼も兼ねて
ドライブと食事でもどうですか?」

misato_alternative
「課外授業してくれないと 先輩のお仕事ますます増えちゃいまよ??w」

yuhco_jp_cn_aus
「先輩、私、先輩の時間を少し分けて頂きたいんです。
でも、私に何も期待しないで下さい。
私は我侭だから、先輩に何かを期待するかもしれないけれど。」 

以上でした
ご参加 ありがとうございました
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